PCはどうしても高いもの。性能を求めるとどうしても高額になってしまいます。
本記事では、クリエイターPCとはどういったものかという説明から、クリエイター向けPCを目的や利用するソフトウェア毎に調査し、おすすめ機種を紹介しています。
おすすめデスクトップ型クリエイターPC
メモリは16GB、記憶装置は1TBとメモリが少なめ。とはいえ、写真加工やイラストには十分な性能です。
カスタマイズするなら、メモリは増やしておきたいところです。
メモリも32GBと十分ですし記憶装置には1TB の高速なSSDを搭載しています。
さらに、無線LANも対応。
グラフィック性能が高く、動画編集も同時に行うならこちらのモデルが良いでしょう。
メモリも64GBとかなり余裕があり、SSDも1TBと大容量。また追加でデータ保存用のHDDも追加可能です。
高性能モデルを探している方向けです。
目次
クリエイターパソコンとは
- デジタル一眼といったデジタルカメラで撮影した写真の現像から編集
- Adobe社製製品を利用したデザインや加工
- クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)による創作活動
- Cubase 等による作曲活動
- 3DやVRといった映像データの編集加工
- Youtubeやニコニコ動画などによるゲーム実況や生配信
- Unreal Engine 4によるゲーム開発
こういった、「デジタルな創作活動を行うことに特化したパソコン」の総称として、クリエイターパソコンと呼ばれます。
一般的なPCとクリエイターPCの違い
一般的なPCとクリエイターPCの違いは、性能の違いです。
理由については、
一般的なPCでの作業を考えてみましょう。
こういった作業自体は、そこまでパソコンの性能を必要としません。
では、クりエイターPCはどうなのか?
クリエイティブ作業にもいくつかありまがすが、全般的に言えるのはソフト自体が高い性能を要求することです。
またソフトによっては、一般的なPCに搭載されていない専用グラフィックスを搭載したモデルのほうが作業に快適にできるものも多いです。
さらに、そういったソフトを複数同時に利用する場面が増えることもそのひとつですね。
そのため、一般的なPCと比較すると、全体的に「高性能」なPCとなります。
クリエイターパソコンとゲーミングパソコンの違い
ゲーミングパソコンもクリエイターパソコンも本格的なものは高性能なモデルになり、上位のモデルを見ていると違いが分かり辛いですよね。
ゲーミングパソコンはそんな中でも、
高性能CPU
高性能グラフィックス
と高性能な記憶装置(SSD)を搭載しています。
しかしながら、
メモリはそこまで多くありません。
クリエイターパソコンでは、
高性能CPU
大容量メモリ
高性能グラフィックス
と高性能な記憶装置(SSD)を搭載しています。
ゲーミングパソコンと異なるのは、メモリです。
ゲームで利用されるメモリよりも、クリエイターが利用するソフトウェアのほうがメモリを消費することが
多いためです。
また、ソフトだけでなく取り扱うデータも大容量であり
ゲーミングパソコンよりもメモリが必要になることもうなずけます。
なお、クリエイターパソコンの場合、高性能グラフィックスを利用しますが、
ゲーミングパソコンほど、高性能グラフィックスを必要としません。
ただし、プロ用のモデルでは、
クリエイティブ作業に特化した高性能グラフィックスを搭載したモデルもあります。
性能的な違いはこれぐらいです。
それ以外の違いは、
ゲーミングパソコンが、
本体はキーボード、マウスといったものが派手であったり、マウスに操作を登録出来たりできるものもあります。
クリエイターパソコンでは、
PC本体は落ち着いたデザインのモデルが多く、キーボード、マウスも落ち着いたデザインのモデルが多いですね。
ゲーミングモデルは気分が高揚するようなデザイン
クリエイターパソコンはクリエイティブ作業に集中できるデザイン
といった形になっていると思っていただければ良いですね。
パソコンを選ぶ上でのキーワード
パソコンの性能を左右するのは、
といった主要なパーツです。
パソコンを構成するキーワード
メモリは作業する机の広さ
記憶装置は引き出しの容量
と考えるとわかりやすい。
これに併せて、
グラフィックスはディスプレイに表示する機能を担当します。
表示するのに複雑な処理も担当する場合がありますので、用途によって性能を求められます。
CPU
CPU(シーピーユー、英: Central Processing Unit)、日本語では、中央処理装置(ちゅうおうしょりそうち)または中央演算処理装置(ちゅうおうえんざんしょりそうち)と呼ばれます。
パソコンが行う処理の中心的な部品であり、最も重要な部品となります。
そんな重要な部品ですが、現在販売しているメーカーは、2社。
intelとAMD社です。
以前はintel一強だったのですが、現在はAMD社のCPUもコストパフォーマンスが良くシェアを伸ばしています。
AMD CPUが量販店市場でシェア68.6% – PC Watch
CPUの型番の読み方
CPUって言われても良くわからないし。
そんな方のために読み方についての説明を。
intelおよびAMDともに、Core i3 Ryzen 3といった数字の大きいほうが高性能です。
その中でも、世代の数字が大きいほうが新しく高性能となります。
しかし、高性能なものとなると、当然値段も高くなります。
メモリの読み方
メモリについては、CPUが作業するための作業領域です。
メモリを人の作業に置き換えると、作業する机の広さです。
メモリの4GBや8GBは数字がそのまま机の広さと考えるとわかりやすいですね。
記憶装置
ここでいう記憶装置とは、「HDD」や「SSD」という記憶装置です。
これらは、
・ストレージ
・補助記憶装置
などと呼ばれますが、同一装置です。
規格 | 転送速度(読み込み) |
HDD | ■150MB/s前後 |
SATA SSD | ■550MB/s前後 |
NVMe SSD | ■1500MB/s前後 |
NVMe SSD(Gen3) | ■3500MB/s前後 |
NVMe SSD(Gen4) | ■5000MB/s前後 |
※理論値であり製品により性能は前後します。
HDDとSSDの読み込み速度の違いです。
HDDとSATA SSD場合性能差が激しく価格以上の差があります。
今後購入を考えるなら、SATA接続のSSD以上
そのため、クリエイターPCを購入するなら記憶装置にはSATA SSD以上を必須とし、NVMe SSD(Gen3)を推奨として考えましょう。
※NVMe SSD(Gen4)は製品がリリースされたばかりですので、高価であり搭載した製品も少ないので現時点では参考までとなります。
クリエイターパソコンをどこで買うか
クリエイターパソコンについて、どこで購入するかです。
NECや富士通といった一般的なメーカーでもクリエイター向けモデルがありますが、
こちらは、ビジネス向けです。
クリエイターパソコンやゲーミングパソコンといった特化したパソコンがほしいなら、
BTOメーカーのパソコンが良いでしょう。
BTOとは
これによって、自分の好きなようにカスタマイズできるようになりました。
あとから、自分でパーツを交換したりする手間がないですし、価格も抑えられるので良いですね。
なお、本サイトでは
国内でBTOパソコンを販売しているメーカーの2社
併せて、世界的に有名なPCメーカー 2社
も併せて紹介しています。
クリエイターパソコンの選び方
クリエイターパソコンをどう選ぶですが、
・予算
・性能
この3つから、自分にあったパソコンを選ぶ形になります。
目的から選ぶ
クリエイターパソコンを選ぶなら、やりたいことは大体きまっているかと。
そんな、目的別から比較した内容がこちら。
金額から選ぶ
やはり、ない袖は振れないということで、予算からもっとも最適なものを選びたいですよね。
初めての方にもおすすめな10万円以下で購入可能なクリエイターPCについてまとめました。
15万円以下で購入できるおすすめデスクトップPC
性能から選ぶ
やはり、高性能なだけだなく自分に合ったモデルを選びたい。
ここでは、
GeForce搭載モデル
Quadro搭載モデル
といったグラフィックスの種類だけでなく、
CPUやメモリ、記憶装置などについてもこだわって選びたい。
そんな方のために比較した内容がこちら。
CPU・メモリから選ぶ
CPUとは、パソコンを選ぶ上の頭脳といえます。
性能を左右する重要なパーツです。
グラフィックス性能から選ぶ
画面表示するだけなら、CPUに内蔵されたモデルでも問題ありませんが、クリエイターパソコンではグラフィックス性能が高いほうが快適に動作するソフトウェアがあります。
ここでは、専用グラフィックスを搭載したクリエイター向けパソコンについて調査しました。
記憶装置から選ぶ
記憶装置とは、データ保存してく装置です。
記憶装置にあるデータをメモリへ呼び出し、CPUで処理します。
人の作業に置き換えると、作業する机の引き出しです。
人が作業するために、机の引き出しから机にデータを出したのち、人が作業します。
なお、記憶装置の種類には、HDD(ハードディスク)とSATA SSD、NVMe SSDがあります。
HDDとSSDの違いは、HDDは衝撃に弱く低速。ただし、他の記憶装置に比べ容量が大きく安いのが特徴です。
SSDはHDDと比較して衝撃に強く高速。しかしHDDと比較し同じ容量では高くなります。
実際の速度に違いについては、下記のとおり。
規格 | 転送速度(読み込み) |
HDD | ■150MB/s前後 |
SATA SSD | ■550MB/s前後 |
NVMe SSD | ■1500MB/s前後 |
NVMe SSD(Gen3) | ■3500MB/s前後 |
NVMe SSD(Gen4) | ■5000MB/s前後 |
※理論値であり製品により性能は前後します。
HDDとSSDの読み込み速度の違いです。
HDDとSATA SSD場合性能差が激しく価格以上の差があります。
今後購入を考えるなら、SATA接続のSSD以上
そのため、クリエイターPCを購入するなら記憶装置にはSATA SSD以上を必須とし、NVMe SSD(Gen3)を推奨として考えましょう。
※NVMe SSD(Gen4)は製品がリリースされたばかりですので、高価であり搭載した製品も少ないので現時点では参考までとなります。
ディスプレイから選ぶ
クリエイターの作業はどうしてもディスプレイの色合いといった面も大事です。
そんなクリエイターパソコンを購入する際、同時に購入できるディスプレイをAdobe RGBカバー率といった内容だけでなく色合いの調整(キャリブレーション)が可能なモデルについて調査しました。
おすすめなクリエイター向けパソコン
ニーズの多いクリエイター向けパソコンについて調査しおすすめを紹介。
メモリは16GB、記憶装置は1TBとメモリが少なめ。とはいえ、写真加工やイラストには十分な性能です。
カスタマイズするなら、メモリは増やしておきたいところです。
メモリも32GBと十分ですし記憶装置には1TB の高速なSSDを搭載しています。
さらに、無線LANも対応。
グラフィック性能が高く、動画編集も同時に行うならこちらのモデルが良いでしょう。
メモリも64GBとかなり余裕があり、SSDも1TBと大容量。また追加でデータ保存用のHDDも追加可能です。
高性能モデルを探している方向けです。
パソコンを選ぶ際に登場するキーワード
パソコンを選ぶ上で必要となるキーワードについてまとめました。